介護の精神とはどのようなものか
介護が必要であると言っても何から何まで全てをお世話すると言うのでは、介護する側の負担は想像を絶するものとなりいずれ破綻してしまいます。そのような介護は正しい介護とは言えません。
かといって介護する側の都合だけでお世話をするのも明らかに無意味です。正しい介護とは様々な局面において、生活に不自由をきたした人が必要とする部分だけを適切に補うものでなくてはなりません。またこの際の介護の必要性はあくまでも客観によるべきもので、介護する側の人間の思惑や好き嫌いが反映する余地はまったくありません。
では実際に介護にあたる際に何を基本的な指針として行動すれば良いのでしょうか。介護施設には方法的なマニュアルが用意されている場合も多くありますが、日常の介護の現場では全てがマニュアル通りにできるとは限りません。むしろマニュアルに載っていないことの方が多いのです。またマニュアルがあったとしても分刻みで行われる介護で逐次マニュアルを参照することも実際には不可能です。
こうした場合の介護の精神の基本的な在り方は、「自分が同じ障害者の立場であったらこうして欲しいと思うことをする」と言うのが最もわかりやすいと思います。
どのように困難な介護の局面であっても人間として客観的に問題に対応した時、自ずと取れる方法は限られてきます。そうした場合に最善と思われる方法をためらうことなく選ぶにはそれ相応の訓練や訓練に基づく資格も重要となります。
2009年11月13日
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