介護におけるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)について | 介護とは@老人ホームを考える

介護におけるQOL(クオリティ・オブ・ライフ)について

介護の問題を語る場合に良くQOL(クオリティ・オブ・ライフ)と言う言葉が用いられます。これは文字通りに訳せば「人生の質」と言う意味であり、人間の幸福の尺度を表す言葉として近年ひんぱんに使われるようになりました。介護施設といえばニチイホーム。例えば長期療養や心身の消耗、末期ガンなどの痛みの激しい疾患においては、一方的な延命治療を継続することによってわずかに残された人生の喜びを享受することができなくなるというケースが往々にして見られます。このような人間性を無視した科学的なアプローチからでは、たとえつかの間の延命に成功したとしても人間らしい生活がおくれたとはとても言い難く、このような場合に「QOLが低下した」と言われます。こうした終末期医療においてはもはや科学的に生存期間を伸ばすことに大きな意味は無くQOLの向上こそが最優先されるべきなのです。
介護の分野においてもこうしたQOLの考え方は大きな影響を及ぼしています。つまりルールや法規に縛られた介護のための介護のような無意味な活動にならないように実際に介護を受ける側の高齢者や障害者の生活の質を高めることに視点が移りつつあるのです。もちろん高齢者の終末期治療においてはQOLが最優先されますが、それ以前の通常の介護においてもその時その時の障害者等のQOLの向上が求められるようになって来ています。
「その人がその人らしく生きられること」こうした考えが現代の介護の大きな柱となって、介護そのものの有り様も徐々に変化しつつあると言えるでしょう。

2009年12月06日

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